中古パソコン

マザーボードのトラブル

 中古パソコンでは、マザーボードと呼ばれる、基盤の部分もへたってきていることがあります。

 

 

 パソコンの筐体の中は、CPUやGPUなどの冷却のために、ファンによる空気の流れで排熱が行われていますが、この空気の流れによって、ホコリがたまりやすい箇所ができることがあります。これによってパーツがショートし、不具合を起こすことがあるのです。

 

 中途半端に掃除をしたりすると、ホコリが別の箇所につまって、今まで正常に動いていたパソコンが動かなくなることもあるので、掃除をするなら徹底的にやりましょう。

 

 

 さらに、マザーボードにはコンデンサと呼ばれる、電気を一時的に貯めておくための部品がたくさんついています。このコンデンサにも寿命があり、ある程度の使用時間になると、壊れてしまうのです。

 

 ただ、コンデンサは電圧を安定させるために取り付けられていることが多いので、一個ぐらい壊れても正常に動作してしまったりします。そして、何らかのタイミングでパソコンがフリーズしたり、動作が止まったようになったり、あるいはリセットがかかったり、電源が落ちたりします。

 

 これも、故障箇所が特定しにくい故障になります。

 

 

 マザーボードのトラブルは、基本的に部品の交換で対応することになります。

 

 メーカー製パソコンなら修理依頼、ショップブランドや自作パソコンならマザーボードを購入しての交換です。

 

 ただし、交換作業はすべての部品を外して組み付け直す必要があるため、自分でやるには、ある程度の知識が必要になります。

 

 メーカーでの修理対応も費用面でかなり負担になることが多く、むしろ別の中古パソコンを購入したほうが安上がりということも少なくありません。